« 生き甲斐 | トップページ | 私のお願い »

遺言状

母は数年前に父を亡くした

悲しくて悲しくて

いつも泣いていた

何年経っても

その悲しみが消えることはない

父が元気だったころ

二人は何処へ行くのも一緒だった

母の洋服を決めるとき

父は試着室の前で待っていた

これがいい あれがいい これにしよう

母のタンスの中には

父の見立てた洋服が並んでいる

今、ひとりでは選べなくなった

「お父さんが居ないとわたしは何も出来なかった」

そんな弱弱しい母の手を

そっと握ってあげることしか私にはできない

一緒に洋服を買いに行こう!

そう声をかけても

「大丈夫よ~お父さんが買ってくれたものがあるから」

母は父との思い出に包まれている

父の愛情を最後まで感じていた母

それだけに 父の居ない今、

辛い寂しい日々を送っている

でも、その日々は決して不幸ではない

..

茜さんの記事の中に書かれてある

「家族は互いを思いながら支え合うもの」

..

この支えがあるから生きられるのだと思う

昨日私は遺言を残した

自ら命を絶つことはしない

でも、もし私の命が途絶えたなら

骨を父のお墓に入れてください

..

パパ..その遺言状は

ママの終身保険の証書と一緒に

入っていますからね

..

【4月21日 北海道新聞 夕刊】

File0017

|

私から夫へ」カテゴリの記事

コメント

はじめまして

ご両親は素敵なご夫婦ですね


お互いの努力なしには成しえない
過ごした年月だけではない

日々の積み重ねの中に
いつも大切なものがあるのだと
思っています

投稿 shin | 2008年4月22日 (火) 22時13分

羨ましいご両親です☆
うちの両親はそんなに仲良くないからなぁ・・・(-"-;)

遺言状かぁ。。。
私は出産の前に書いたことありますよ。
ビビリなので(*´∀`)

投稿 しぇりー | 2008年4月22日 (火) 23時53分

shinさま

初めまして、さくらです

>ご両親は素敵なご夫婦ですね

ありがとうございます。
小さい頃から両親を見てきて
これが夫婦だと思っていました。

100組の夫婦がいたら
100通りの形があるんですね。

改めて大切なものを見つけながら
もう一度頑張ろうと思います。

投稿 さくら | 2008年4月23日 (水) 08時55分

しぇりーさま

遺言状を出産前に?
初めての出産って命のことを
意識してしまいますよね。

私の場合逆子でしたが
普通の逆子ではなく
赤ちゃんが自分の足を抱えて
私のお腹の中で座っていました。
なので、一番最初にお尻から生まれて
きたのです。
ラクビーボールのように(^^;

帝王切開の準備もしての出産だったので
なお更それを考えました。
無事に生まれてきてくれたときは
これほどのしあわせは無いと思いました。

遺言を書いたあと
ちょっと落ち着きましたよ。

投稿 さくら | 2008年4月23日 (水) 09時04分

うわぁ~大変だったんですね(;´Д`A ```
無事でなによりでした☆

私は今考えるとちょービビリみたい(*´∀`)
もしも・・・って色々考えちゃって
「もしも私か赤ちゃんどっちかしか助からないって言われたら赤ちゃんを助けて下さい」
って必死な思いで書きました。
妊娠中調子悪くて早産だったので(* ̄∇ ̄*)

お互い
あの日の感動を忘れないようにしたいですね。

投稿 しぇりー | 2008年4月23日 (水) 18時53分

しぇりーさん

赤ちゃんが無事に生まれてくるまで
とても心配ですよね
それが早産だったり
逆子だったりするとなお更のこと。

その気持ちわかります。
私は夫にそれを伝えていましたが
首を横に振っていました(^^;
無事に生まれてきてくれたとき
二人で泣きました。

出来ることなら
あの頃からもう一度スタートしたい!

投稿 さくら | 2008年4月24日 (木) 08時28分

ご夫婦が団結すれば
スタートするチャンスはいくらでもあると思います♪

大切な息子さんの生命誕生の瞬間を共有してる人だもん。
きっと大丈夫(*´∇`*)

投稿 しぇりー | 2008年4月25日 (金) 01時02分

しぇりーさん

今までは温室の中で
安心し過ぎていたような気がします。

それが一気に冷気に包まれたこと。
これを後ろ向きには考えず、
私も反省をして、
新たなスタートを切ろうと思いました。

投稿 さくら | 2008年4月25日 (金) 08時24分

コメントを書く