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これからは

した側とされた側

そうくちにすることで

夫を非難し自分を哀れんでいた

裏切られた悲しみと苦しみを

怒りと涙で毎日攻撃する 

それも朝から...

昨日もそうだった

大切な出張があるから

本当は笑顔で送り出さなくてはいけないのに

出掛けまで夫は私の怒りを受けていた

ドアが閉まるまで...

そして私はその場に泣き崩れる

その気持ちのやり場がどこにもなくて

そのままパソコンの前へ...

今の気持ちと今までの気持ち

これからの苦しみが暗闇に吸い込まれる

今の私の姿は何よりも醜い

以前、夫の父と母は不倫を非難していた

母の妹がそのことで苦しんでいたから

最低で許せない行為だと...

そんな父と母のひとり息子もそうしたのよ

今、近くにいたらきっとわたしは伝えていたと思う

何度か手紙を書いた 夫の両親に

携帯のこと その内容の一部

パパの不倫を最初に息子が見つけてしまったこと

別れてほしいと言われたこと

夫から受ける冷たい視線と言葉

そしてまた約束を破ったこと

何度も書き直し

何度も破り捨て

半日かかって封筒に入れ糊付けをした

宛名も書き、金曜日の午後に出そうと

私のバックへ

手紙を書いたあと

しばらくぼーっとしていた

悲しみと憎しみがわたしを疲れさせていた

夕食の買い物にも行けず

膝を抱えて音の無い部屋で

ずっと動けなくなっていた

気がつくと部屋の中は真っ暗

電気をつけてキッチンに立つ

どんな状態でも食事は作らなくてはいけない

子供のため..そして憎くても夫のために

..

夕食を作っている途中で子供が学校から帰ってきた

胸に抱えているのは今日の朝刊と夕刊..

いつもはこんな時間になると新聞は開かない

でも夕刊をめくる

ひとつの記事が私の目に止まった

がんと闘うママ(茜さん)のことが書かれてあった

お腹に16週目に入った胎児を宿したのは二年前

彼女はそのとき医師から命の選択を迫られていた

茜さんのお母さんはすすり泣き

お父さんは娘を助けたいと願う

でも、ママになろうとしている茜さんの選択したものは

自分ではなく 新しい命だった

_________________________________________________

父が私を助けたいと思う気持ちを

私はおなかの子に抱いている。

だから生ませてください。

________________________________________________

その子は無事に生まれて

この四月に一歳半になった

現在、茜さんは両方の肺に腫瘍がある

余命半年ですか?三ヶ月ですか?

それを医師から否定されない末期がん

今、未来の息子に伝えたいことを日記に書き綴っている

..

同じく日記に綴っている私って...

あまりにも自分が小さく醜く

恥ずべきことだと顔が赤くなった

自分は何をしているの?

不倫という夫の裏切りは許せないけど

いつまでもそれを責め続けることがいいこと?

わたしも16年前にママになった

腕に抱いたこの子を大切に育てようと

誕生からずっと子供の成長を日記に記していた

思い出した 

あのときの幸せから

夫のことを知るまで

私もしあわせだった

この記事は私に大切なことを気付かせてくれた

もう夫を責めるのはやめよう

夫の両親に手紙を出すこともやめよう

そして我が家を楽しかったときに戻そう

その努力を今日からしていこう

茜さん、気付かせてくれてありがとうございました

【4月16日 北海道新聞 夕刊】

Kizi1

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コメント

いつもコメントありがとーです☆

こういう記事を見ると自分ってちっぽけだな~って思いますよね。
不倫だー浮気だーって悩んでる時間、命と戦って賢明に生きてる人もいるのに。。。

健康に感謝して
これからも頑張ろうと思いました。


あ、リンクを貼らせていただきました。
事後報告でスミマセン。

投稿 しぇりー | 2008年4月19日 (土) 01時37分

しぇりーさん
こちらこそコメントをありがとうございます。

この記事を読む前は
自分が見えなくなっていました。
もがき苦しみ意識を失うほどのショックを
どうしてくれるのよ!って
旦那にぶつける毎日でした。

この気持ちが不思議と消えてくれました。
頑張らなくちゃだめですね。

リンクありがとうございます。
こちらもリンク方法を見つけて
貼らせていただきます。

投稿 さくら | 2008年4月19日 (土) 07時24分

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