あの頃の私たち
明日、息子の部屋にベッドが入る
その場所を確保するために
昨日、本箱を別の部屋に移動した
.
全ての本を出して棚を拭く
それをひとりで息子がしていた
.
キッチンで片づけをしていた私の背中から
「これ...」と声をかけた息子が
差し出したものは
知り合ってから結婚までを綴った
夫の日記帳だった
とても懐かしかった
.
同じ職場だった
でも二人には年齢の差があった
そして夫は一人っ子
それを知ったときに
わたしは彼の申し込みを断った
一人っ子の両親はきっと私を受け入れない
きっと...
反対されてまで
結婚はしてはいけないと思っていたから..
.
好きでも一緒になれないことがある
それほど私は年齢を気にしていた
でも彼はまったく問題にしなかった
.
彼は一生懸命だった
.
わたしは彼にこう言った
「あなたのご両親が賛成してくれるのならお受けします」
そう言いながら私は心の中で諦めていた
.
翌日の土曜日に
彼は離れて暮らす両親の元へ
私の写真を一枚持って向かった
「賛成してもらって帰ってくる!」そう笑顔で手を振った
.
彼はその日のうちに帰ってきた
待ち合わせの場所に彼は笑顔で立っていた
早く伝えたくて泊まらずに飛行機で帰ってきたと
息を弾ませていた
.
夫の両親は息子を心から信頼していた
「おまえが良いと思えばそれでいいよ しあわせにね」
.
あの時、私は心に決めた
彼の両親が息子の結婚を許したことを
後悔させない素敵な家庭を築こう
.
職場でこの話しが公になったとき
ぽつぽつと私の耳につぶやく人たち
「実はうちも年上の女房なんだよ」
「うちの旦那さんずっと下なのよ」
みんなしあわせそうなささやきだった
年齢なんて関係ない
自分たちのしあわせは自分たちが築いていくものだから
たとえ誰かが何かを言おうとも
それに傷つく必要はない
.
息子は私に日記帳を手渡してくれる前に
きっとカラッポの本箱の前でこれを読んでいたと思う
どう思ったかは聞いていないけど
ふふっと微笑んだ顔がパパにそっくりだった
.
これで本当に息子に隠しているものが何もなくなった
(隠していたわけじゃなく忘れていたんだけどね)
家族がさらけ出せるって肩がこらない
仕切りのない家族として
改めて一から信頼関係を築いていこうと思った
息子よ、いつもいつもありがとう!
.
夜、夫にその日記帳をそっと差し出した
表紙をみて微笑んだ
中を読んで
改めてあのときの笑顔を見せてくれた
.
パパ、あの頃の私たちを思い出そうね
.
.
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コメント
〃後悔させない素敵な家庭を築こう〃
結婚って、本来そう思ってしなければ
いけなかったんだな
そんな風に思いました。
私は前の結婚をするときに
そんなこと思いもしなかったから、
投稿 ひれん | 2008年5月12日 (月) 23時01分
追伸☆これからもよろしく^^
投稿 ひれん | 2008年5月12日 (月) 23時01分
ひれんさん
どうして世の中の人たちは
女は男より2つ~3つ下が望ましいと
思っているのでしょうね~
結婚して思うのですが
20年間一緒にいて
まったく年齢が邪魔をすることは
ありませんでした。
ただ、何かに記入するときに
改めて、「あ~あたしって8つ上だんだ」って思うことがあります(^^;
私が結婚してから
パタパタと年下の男性と結婚する人が
現れましたし、
親御さんの立場で
「娘も適齢期だけど年上の男性と決め付ける必要はないんだね!」と
範囲が広くなったことで喜んでいた上司もいました。
もうこのような考えは古いと思います。
私の父はとても厳格な人でしたが
男女の年齢差だけは、二人の問題と
思ってくれました。
ひれんさんの彼のご両親も
息子のしあわせな姿を見ると
きっといつかわかってくださると思います。
こちらこそこれからも
よろしくお願いします。
投稿 さくら | 2008年5月13日 (火) 08時44分
私も年上ですよ~(*´∀`)
さくらさんも姉さん女房だったんだ♪
ご主人がずっと年上なのかと思ってました。
カワイイんだもん。さくらさん。
見習わなくては・・・
共有できる思い出があるっていいですね。
だから夫婦っていいよね。
羨ましいです(*´∇`*)
投稿 しぇりー | 2008年5月15日 (木) 01時19分
しぇりーさん
そうだったのね~(o^-^o)姉さん女房。
年上だからとか
年下だからとかって意識せずに
何かに引き寄せられるように
出会ったような気がします。
私の場合職場でしたが..
出会って共に歩むことを誓った日を
一時の約束なんかじゃなくて、
神様の前で誓ったのだから
その誓いを守るだけのこと。
思い出したくない思い出に
変ってしまわないようにと
自分の努力も必要だと
今、改めて思うようになりました。
投稿 さくら | 2008年5月15日 (木) 08時10分