夫婦

一歩.また一歩

普段、柔軟体操もしない私が

高い山へ登りたくなった

.

青い空に真っ白な雲

心地よい風に吹かれながら

以前父と子が登った

あの山の話を思い出す

.

苦しかった

途中で何度降りようと思ったか..

でも、ひとりじゃなかったから

てっぺんまで行けたんだよ

父と子が嬉しそうに

私に話してくれたことを思い出した

.

わたしも今

ひとつの山を見つめている

そして一歩..一歩..登り始めた

.

かけがえのない人と

手を取り合い

生きていく相手として

また同じ山を登り始めた

.

途中で付いてしまった足元の泥は

綺麗に落とし

大切な思い出だけを背負い

再び上を目指す

.

昨日、夫とふたりで観てきた

『クライマーズ・ハイ』

1985年に起きた日航機墜落事故

あの日、私は姉の家に居た

テレビに飛び込んできたニュースに

突然座り込む姉..

兄が出張で乗った飛行機だった

.

運命..

たったひとつの何かで

運命が別れる

兄はあの飛行機には乗らなかった

ひとつ手前の飛行機に

たまたまひとつ空きが出来

そこへ兄は乗っていた

でも、そのために

乗ってしまった人がいた

兄は自分は助かったけれど

ずっと複雑な気持ちのまま暮らしていった

.

あのとき..

ひとりの男性が

落ちていく飛行機の中で

家族に宛てた短い遺書に

涙が溢れた...

妻と子を思う気持ち

さようならと書かなければいけない

父親の気持ち..

別れることの恐ろしさ

シヌことの恐ろしさ..

.

生きているから

私たちは話し合うこともできた

.

夫は不倫をした

でも私はこれからも夫を愛していく

夫は私にひどく責められた

でも夫はこれからも妻を愛していく

そう二人で決めた

.

誤魔化さないこと

ウソをつかないこと

疑わないこと

溜めないこと

そして、その約束を忘れないこと..

.

ここのブログは

フラッシュバックの

ひとつになるのかもしれない

なので やり直すために

ここを引越すことにしました

まだ出来ていませんけど(^^;;

.

色んな方の言葉が

私を勇気付けてくださいました

やり直すきっかけも

ここで得ることができました

心から感謝しております

ありがとうございました

              さくら

.

.

| | コメント (10)

その前に..

過去を忘れるって

忘れた振りしか出来ない

でも、その前に..

.

本当にそれでいいの?

出来事を忘れた振りのまま

ずっと暮らしていけるの?

自分に問いかけ

帰ってきた言葉は..

ワカラナイ..

.

でも、忘れる前に

やることがあるような気がする

.

不倫..

別れを選択する人もいれば

夫婦を見直し

やり直そうと考える人もいる

私は自分に正直になったとき

別れたくないと思った

だからやり直そうと決めた

.

別れないのであれば

なお更

忘れる前に

話すことがあるような気がする

.

されたことを責めるのではなく

されたとき

全てが終わる恐ろしさを感じたと

あのときの気持ちを

言ってもいいような気がする

.

あのとき

足がガクガクして

立って居られなかった

声にならない悲鳴をあげ

這うように夫の側に行った

何もかも終わってしまう

何故?なんで!

私の何がいけなかったの?

.

別れない

離れたくない!

その人は誰?

何処の誰?

あなたは何故?

どうして!

.

いろんな声が乱れ

子供を巻き添えに

泣き崩れていた

.

そのときのショックを

このまま忘れた振りをして

生きていける?

.

もう一度やり直すって

何もかも許して

二度とこの話をしない

そんなことじゃないような気がする

.

それだったら

またされるかもしれないという

不安だけが残る

.

今、私に起こる

波の正体が

それなのかもしれない

.

過去を引きずり

今を苦しみ

これからを想像する

解決しない出来事..

.

ひとりでは

その波は消せない

乗り越えられない..

.

これは夫婦で解決するもの

私たちには

今、これが

とても大切なことのような気がする

.

.

| | コメント (6)

私だって生きている

辛くて書けなくなった..

でも、やっぱりここへ来てしまった

そして今の現状を

目をそらさずに

今日も書き記しました

             さくら

________________________________________________

パパに

ママに対する今の気持ちを

確認することも

あの時の出来事を口走ることも

将来のことをママが語ることも

パパは

ウザッたるいって思っているよね

.

パパがせっかく見つけた

新しいしあわせを

ママに阻止されたんだもの

あの日から

面白くないって思っているよね。

.

あの時のパパの言葉

「ママはパパと居てもきっと楽しくないよ」

「それでもいいの?!」

そう言って睨みつけていたパパに

それでもいいと俯いた私

そして

「ママは..バカだ!」

そう言われた..

.

あの日からママは

心の準備はしてたつもり..

.

あの時バカと言われても

離れて暮らすなんて考えられなかったし

離婚なんて言葉は私の中に無かったから

別れるなんて..

とても出来なかった

.

でも..そう思われたって

そう言われたって

一緒に暮らせるのなら

それでいいと思った

.

あの時..それでもママは

パパの後ろから付いて歩こう

胸をドンと突き離されても

尻もちついても

また立ち上がって

何度でも付いて行こうと..

これってやっぱりウザッたるい?

そうだよね..

.

でも、ママにはそれしかないよ

そうすることしか

ママは思いつかないんだよね

.

でもホント言うと辛いよ..

.

パパがママの横をすり抜けるとき

「なんか臭い..」って言われるし

スーパーで買い物し終わったとき

重い荷物に苦心しているママに

手助けすることなく

じっと見ているパパの顔が冷たくて..

.

腕を強くぐっと捕まえられても

優しく手を差し伸べてくれることもなく

ひとつひとつがなんだか辛くて

涙を浮かべると

「ママはすぐ泣く!すぐ僻む!」って

やっぱりウザッたるい顔でパパは言う

.

あの時の

「パパと居てもきっと楽しくないよ」

っていう言葉

それがこれなんだね

そうでもしないとママは懲りないから

こんなことで伝えているんだね

きっと、パパの魂胆なんだと思う

.

振り解かれている

どこか遠くに飛んで行って欲しいと

思われている

出来れば彼女と

あの時の約束を果たす男になろうとしている

パパのこれからの人生に

ママはもう排除されているのだと思う

.

あのね..ママだって 一瞬

生きていたくないって思うことだってあって

もうこの場から逃れてしまいって

思ったりもしているんだよ

でも、ママは今もここにいる

.

パパに

ママは必要じゃないって言われても

子供はママが必要って言ってくれてる

だから生きられるんだ

いくらパパに冷たくされても

ママは今日も生きているよ

.

昨日ひと言だけパパにお願いした

.

「パパ..お願いだからママを人間扱いして..」

.

ママだって生きているんだもの

辛くて泣くことだってあるんだもの

.

ママが病気したら

きっとすぐに捨てられるね

パパにとってそれこそ

目の上のたんこぶだもの

.

人が変わった

パパは本当に変ってしまった

それって別の心の病なの?

だったらママは全て許してあげるよ

.

結婚したときに約束したよね

.

健やかなるときも病めるときも

これを愛し、これを敬い、

これを慰め、これを助け、

その命の限り...

そして私は誓ったよ

あの時、ちゃんと誓ったもの

だから許してあげるよ

.

.

.

| | コメント (6)

伝えたいこと

昨日、子供は学校へ行き

パパはまだお布団の中で

うだうだしていた

ドアを開けてそーっと側に行き

お布団の上で

一気に抱きしめてやった

.

ママやめて!

と抵抗するパパの顔に

ぴったりママの顔をくっつけて

思いっ切り泣いた

.

でも、ただ泣いていたわけじゃないよ

言いたいことを

ちゃんと言いながら泣いたんだよ

.

耳元で

どうしても伝えたかった

悔しかったこと

寂しかったこと

空しくて 

生きていけないと思ったこと

子供が傷ついていること

ママの心がボロボロなこと

二度とやってはいけないこと

約束は守らなきゃならないこと

家族の愛を簡単に捨てないこと

そして..

ママは心からパパを愛していること

.

次第にパパの体に抵抗がなくなった

.

シンだんじゃないよ

ママの言葉を聞いてくれてたんだよ

.

泣きすぎて

顔から心臓あたりまで

ヒクヒク引きつって

それを止めてくれるように

ママをそっと包んでくれた

.

こんなことで十分なんだよ

ママは..

.

何も語ってくれなくたって

ひとつひとつに返事がなくたって

こうして優しく包んでくれるだけで

ママは落ち着くんだよ

.

過ぎてしまったことは

もう変えることはできないし

起こってしまったことを

無いものにもできない

でも、

それを過去に

置き去る方法があるはずだよ

.

いつまでも引きずっているから

何度振り向いても

影のように何処までも付いてくるんだよ

でも、引きずっているのは

ママでもなく

パパでもなく

不倫という行為だってこと

その行為が影の部分なんだよ

それは誰も消してはくれない

それを消すには

夫婦の愛しかないと思うんだ

.

ママの愛はそこにあるよ

あとはパパの愛で

ママを丸ごと包んでくれれば

影って見えなくなると思うんだ

.

.

| | コメント (2)

今は旅の途中

人生を共に歩んだパートナーに

どんな言葉を残したいですか?

.

不思議なものです

人とのめぐり会い

.

沢山の中からの出会い

今、一緒にいたいからだけではなく

ずっと一緒にいたいからとの理由

だから結婚しました

.

何年も何十年も続く同じ道を

ふたりで見つめあい 語りあう

そこには数え切れないほどの約束があり

それをひとつずつ現実のものにしていく

思い出が増え 

それもまた 懐かしみながら語れる

.

でも、旅の途中に喧嘩もする

頭が 足が 心が

疲れることだってある

.

豊かな感情の中には

喜びもあるけれど 怒りもある

泣いたりもする

ちょっとだけ 『無』になりたいときもある

.

でも、これはいつも手の届く距離に

お互いが居るということ

助けを求めたときに

手を差し伸べてくれるということ

.

わがままなんかじゃない

それが夫婦であるってことだもの

一緒に歩いていくなかで

躓くことだって 倒れることだってある

そんなとき

一緒に立ち上がる相手は誰かじゃなく

あなたであり わたしである

.

でも、人生には必ず終わりがあり

別れがくる

そんなとき 共に歩んでくれた

パートナーに残す言葉を

心の底から「今までありがとう」と言いたい

.

.【旅の途中の再認識】

.

.

| | コメント (2)

言葉のキャッチボール

ゆるやかなボールを

胸の辺りにちゃんと届くように投げる

お互いに..

これが言葉のキャッチボール

.

ときにはカーブであったり

直球であったり

バウンドすることだってあるけれど

それでも言葉のボールは

必ず相手の胸の中に飛び込む

.

ルールなんて決めなくたって

思いやる心が自然と腕に伝わり

いつも優しく届けられる

雨の日だって風の日だって...

.

でも、そんな会話がいつしか...

.

肩に力が入り笑顔が消えていた

強く 強く 相手の胸をめがけて..

ちゃんと受け取ってよ!って

険しい顔で魔球に変る

そんなボール受け取れないよっ

.

いつの間にか

お互いにぶつけることばかり考えていた

.

こんなのキャチボールなんて言わないよね

これってドッジボールだよね

.

足にぶつけてすくい倒すことや

背を向けた瞬間狙うこと

それも受け取れないように

胸なんか狙わない

そして..たった一度で退場

.

いつの間にか 愛する人が敵に...

.

こんなんじゃ続くわけないよね

痛かったし苦しかった

それに疲れちゃったよ

こわかったよね

言葉のドッジボールって

.

でも、気付いたんだよ

相手からの言葉ばかり批判して

自分もそんなボールを投げていたってこと

ごめんねパパ

.

もしまた、痛いボールがママの胸に届いたなら

今度はちゃんと両手で温めてから

優しく投げ返してあげるよ

投げた人って知っているはずだもの

今のは痛かったってこと

それを優しく返してもらったなら

次はきっと優しく投げ返すはずだもの

.

これからのキャッチボールに

ママが自分でルールを決めるとしたら

『温めてから優しく胸に投げ返す』

きっとこれひとつで十分うまくいくよね

.

.

.

| | コメント (4)

伝えるという素晴らしさ

夫婦の会話って年々減って当たり前

この考えを変えてみようと思った

心が通じると思い込むのも

何も言わなくても理解してくれると思うことも

これって本当は違うんじゃないかって..

.

相手に伝えたいことがあれば

言葉と表現で伝えなくてはいけないんじゃないかと

.

朝から

夫のおはようの言葉もなく

それを見て

あ~起きてきたんだって妻が思うだけじゃなく

ちゃんと「おはよう!」に対して

笑顔で「おはよう」と

声を出さなくてはいけないんじゃないかと

.

夫は

行ってきますの背中を見せるだけじゃなくて

ちゃんと送る側の顔を見て

手を挙げる仕草もあっていいんじゃないかと..

そして妻は笑顔で見送る

「美味しいもの作って待ってるね」

そんなひと言で

出かける人の心にある

家庭へ帰るためのスイッチが

自然に押されるような気がする

.

人は言葉が話せる

素晴らしいことに 表現だって出来る

せっかくそのように生まれたのに

年々使うことをしなくなっているような気がする

それも、一番大切な家族に対して..

.

ひと言 ふた言 増えるだけで

夫婦の繋がりは違ってくると思う

.

思えば..あの頃 

相手を思う言葉が少なかったかもしれない

パソコンや携帯電話に笑顔を見せていた夫に

寂しいとか悲しいなど言葉にもせず

心の中で不満の言葉を並べてた

.

あの時

思ったことをちゃんと言葉と表現で伝えていたら

入ってはいけないあの道に

夫は進まなかったかもしれない

.

相手を責めることよりも

あの時の自分を見つめなおしてみよう

本当にわたしは夫をみてあげていたのだろうか

夫の寂しい背中に気づかなかったんじゃなくて

知っていながら

声をかけることをしなかったのでは..

.

忙しい忙しいと言いながら

ただ、面倒くさいと思っていただけかもしれない

一緒に暮らしているんだから

お互い様なんて思っていたんじゃないかって

.

それもこれも言葉足らずで

そうなったのはひとりのせいじゃない

.

だから遅くなんかない

まだ時間だってたっぷりあるし

夫婦を作り上げている最中なんだもの

これで終わりなんて思う方が変だよね

.

お互いに認め合い 夫婦になったんだもの

楽しい毎日を送りたいと思うのであれば

お互いに向き合い

言葉を交わせるんだよね

.

それが自然に出来るようになったときは

何かを犠牲にしてしまった感覚など

跡形もなく消えてしまうんじゃないかな

.

考え方ひとつでしあわせは取り戻せる

そう思うことが私たちには

今、一番大切なのかもしれない

.

.

| | コメント (4)

あれから変ったこと

子供が学校へ行ったあと

短い時間だけど

夫と二人でコーヒータイムを

過ごすようになった

.

以前はこの時間

私はキッチンの片づけをして

夫が玄関に向かうと

慌てて見送りをしていた

.

今まではただ玄関で

「行ってらっしゃい」だけだったけど

今は毎日ハグするようになった

.

夫から時々メールが届く

「ママ何してる?」

殆どがこんな短いメールだけど

それでも来ると嬉しい

お弁当を食べているときに

思い出したのかもしれないけど

それでもいい

.

だけど、こうして喜んでいても

次の瞬間不安になる

.

あの時もそうだった

優しかった

前日まで夫は私に優しかった

何かを誤魔化すとき

じっと私を見ていた

そして優しい笑顔だった

.

今思うと

あの瞬間も嘘をついていた

.

まだ私の心の中に

疑いの靄が漂っている

でもこの靄が晴れる日を信じている自分が

ちゃんとここにいる

.

慌てないこと

ゆっくりひとつひとつ

大切に過ごすことだけを考えよう

.

夫の携帯メールを

パソコンで見るようになってから

一週間が過ぎた

今のところ大丈夫

覗いている自分は嫌だけど

妄想に疲れる自分はもっと嫌だから

しばらくはこのまま覗かせてね パパ。

.

.

.

| | コメント (12)

失うことは

父を失ったとき

これからは私が母を..

でも..

.

病院のベッド

父が私に伝えた最後の言葉

「お母さんを頼むね」

それは母が給湯室に行っているときだった

.

父は自分の最後に気づいていた

母はそのことを跳ね除けるように

退院したら旅行しようと

父の手を握っていつも語っていた

でも本当は母もどこかで気づいていた..

ぐるっと父に背を向けるとき

母はいつも泣いていた

.

ずっと一緒に暮らす約束はしてたけど

先に行っていいなんて

私は許してなかったのよ

父の一周忌が終わった頃

ぽつんと母が言った言葉

.

夫婦って

特別の会話が無くても

心が通じている

喧嘩してお互いに背を向けていても

心は見つめ合っている

ちゃんと横にいなくてはいけない存在

それが夫婦

.

そんな夫婦にわたしたち

戻れるのでしょうか

.

たった一度の裏切り行為

その一度が

とても大きな傷となって

私の心に残っている

.

なりゆき

出来心

この言葉で片付けてほしくはない

目の前に居るけれど

この行為は

失うものが大きすぎる

| | コメント (0)

夫婦とは

まだ少し寂しさが私を包んでいます

本当は少しじゃないかもしれないけれど

少しと思うようにしています

..

今朝夢をみました

夫に逃げられる夢..

.

以前から別れる夢は

何度か見ていた

まったくそんな気持ちが

なかったときなのに..

..

夢の中の私はすごく泣いていました

目が覚めて夫が側にいると

安心して寄り添いました

..

長年一緒にいるといろいろある

ちょっと離れたいと思うことだってある

別れようと思わなくても

別れるからね!と口にすることだってある

嫌いじゃないけど

嫌いだと言ってしまうことだってある

いつもいつも仲良く暮らしていけるわけじゃない

夫婦とは

もっとも身近な許しあう家族

許しあう家族..

だからもう許してあげよう

私、しばらく忘れていたかもしれない

思いやる心..

茜さんの記事を読んで

また心を改めました

今日もありがとう!

【4月18日 北海道新聞 夕刊】

File0015

| | コメント (4)